2020.10.20

有限会社ホンマ 
代表取締役社長 本間 裕規

M&Aを力に、地域に信頼される薬局へ

M&Aを検討しはじめた頃

薬局をスタートした当初からM&Aを考えていたわけではありません。薬局を日々運営していく中で、規模の経済が業界の中心を占める影響を感じており、ホンマ社として規模の経済を満たすための選択肢を模索しはじめた頃、その一つとしてM&Aがあると考えました。頭の中でM&Aは合理的で自然なものとして整理されていましたね。

そして、今回の譲渡の2年以上前から本格的にM&Aについて検討をはじめました。抵抗感は全くありませんでしたね。薬局業界も厳しく、個人経営の薬局は調剤報酬改定ごとに苦しくなるという流れは今後も恐らく変わらないでしょう。一方で大手チェーン薬局は規模のメリットを生かして確実に収益を増やしている状況です。今はまだよいかもしれませんが、今後資本の差が機能の差にハッキリ紐づくようになると生き残るのは難しいという結論から、譲渡を行うという結論に至りました。 あとはどのタイミングで譲渡を行うかということを当時社長であった父と相談して、以前に紹介を受けていたM&A仲介業者に連絡を取ったのが今回のCHCPとのご縁のスタートでした。

譲渡の候補先について

実は私ははじめ異業種に譲渡できないかと考えておりました。大手薬局チェーンはどこも同じに見えましたし、異業種であれば薬局業界に新しい風を吹き込める、また、違う視点から運営してくれるのではと勝手に期待をしておりました。でも現実は難しく、医療は責任も重大でかつ運営も特殊ということもあり、異業種がいきなり参入というのは難しいようですね。

今回、複数の候補の中から、最終的に譲渡先をCHCPに決めました。CHCPは全くの異業種というわけではありませんが、CHCPの国沢社長より「地域間での多職種連携のプラットフォームを我々が作りに行くんだ」という強い思いを聞いた時、医療人として素直に響き、目指しているところが単なる収益でないことも他の大手薬局チェーンとの明らかな違いとして感じました。また、私もまだまだ若く、業務に従事し続けたい想いがありM&Aで一線をリタイアするつもりはなかったので、父を引き継いで代表取締役として就任させて頂く等、自分自身の可能性を拡げてくれる気がしたのも決め手の一つでした。

CHCPグループに加わった後

ホンマ社のやり方を尊重していただいたまま、スケールメリットを感じられるのは良かったです。この点は期待していたものの、不安も少々ありましたが、結果としては想像以上となりました。また、M&A前、ホンマ社の薬剤部長ではありましたが現実は管理薬剤師としての働き方が中心でした。それがM&A後は自社以外にも他社法人の数字をたくさん見せて頂き、それをもとに会話するようになるので、本当に経営者としての視線を持つようになりましたね。

話は少しそれますが、いざ自分が経営者としてスタートした際に、相談相手がたくさんいる、それも30代、40代の同世代が多いというのは非常に心強いです。また、CHCPの方々と一緒に仕事するようになり感じたのが、レスポンスが大変速いということです。非常に真剣に話を聞いてくれることも強く感じています。

今後のホンマ社は

あまり大それた思いはないのですが、今まで「地域に信頼される薬局を」とは言いつつ、それが本当に実現できているかこれまで疑問に思っている部分がありました。ですので、今後は本当に地域に信頼されている薬局なんだと胸を張って言えるようになるために、逆算して課題を一つずつクリアにしていこうと思っています。

また、まずは自分自身が少しでも早く一人前の経営者となれるよう勉強ですね。CHCPからのそういった後押しも感じています。現在、日立薬剤師会の理事をしているのですが、その活動を認めるだけでなくむしろ応援してくれるのはありがたかったですね。薬剤師会の理事は自分がオーナーの立場であれば出来ますが、大手調剤チェーンでは仕事と直接関係ないような活動はなかなか認めてもらえないことも多いですから。是非、CHCPの発展にホンマ社と自分自身が貢献できるようこれからも一歩一歩進んでまいります。

CHCPについて