2024.05.14
コーポレート
株式会社地域ヘルスケア連携基盤・東京医科歯科大学の研究プロジェクトに関するお知らせ
株式会社地域ヘルスケア連携基盤(代表取締役:武藤 真祐・国沢 勉/英語名:Community Healthcare Coordination Platform, Inc./以下、CHCP)グループと、国立大学法人東京医科歯科大学(学長:田中 雄二郎/以下、東京医科歯科大学)とは、包括提携の協定の下で、下記2件の研究プロジェクトを開始いたしました。(詳細は「こちら」をご覧ください。)
本研究プロジェクトは、一般社団法人CHCP 東京医科歯科大学未来医療推進機構(理事長:東條 有伸)の「医療現場におけるイノベーションの企画及び推進」事業の一環として行うものです。
1. 「総合病院への新規歯科介入による改善効果」に関する研究について
東京医科歯科大学 摂食嚥下リハビリテーション学分野(研究責任者:戸原 玄 教授)は、摂食嚥下リハビリテーションを軸とした高齢者医療や障害者医療、予防医療の分野において、栄養学的検討や医科歯科連携における介入効果等の多岐にわたる先進的な研究を実施しています。
本研究プロジェクトは、CHCPグループの経営支援先である社会医療法人熊谷総合病院(理事長:橋本郁郎)において実施し、総合病院への新規歯科介入による医科入院患者の口腔・嚥下機能の改善効果を検証することで、地域医療における新たな医科歯科連携のモデルケースの創出に寄与することが期待できます。
2. 「後弯症における動的後弯角計測による診断機器の開発」に関する研究について
東京医科歯科大学 整形外科学分野(研究責任者:吉井 俊貴 教授)は、運動器疾患に対する治療を進化させるため、脊椎・関節の運動機能の再建、再生医学的手法に関する研究、人工材料や人工関節の開発、生体力学的研究、疼痛の制御に関する研究など幅広く先進的な研究を実施しています。
本研究プロジェクトは、CHCPグループの経営支援先である医療法人平和会平和病院(理事長:増田 益功)において実施し、加齢などにより脊柱が後方凸に変形した状態となる後弯症を、早期かつ適切に診断する技術の検証・確立により、見逃されやすい後弯症の早期診断・早期治療に貢献することが期待できます。
CHCPグループと東京医科歯科大学は、今後もCHCPの医療現場を研究フィールドとした研究プロジェクトの企画・高度医療人材の育成等を通じて、より効率的で質の高いサービスの提供が可能となる持続的な地域医療モデルを構築し、社会課題の解決に取り組んでまいります。
以上